2015年11月19日木曜日

Angraecum.urschianum (アングレカム アーシアナム)

Angraecum urschianum (アングレカム アーシアナム)

約1年ぶりです><
少し余裕が出てきたので更新再開したいと思います・゚・(ノ∀`;)・゚・
写真だけは、少しストックがあるのでまずはそこから…

今年1月に咲いた株です。
1年近く経ってしまいました・゚・(ノД`)・゚・
例会の間に咲いた為、出品できず残念・・・。
花命も温室内だと一週間持たない様ですが、その分儚く愛らしい花ですね。

この株は北軽ガーデンさんにて2014年のドームで購入しました。
実はこの株で4回目の購入です。
夏場に弱る事が多く失敗を繰り返して、ようやく開花させることが出来ました。

原産地はマダガスカルの標高1200m地点。
おそらく雲霧林地帯に自生していると思われます。
やはり夏場に弱いのはその為でしょうか…。
栽培は、カトレア等に比べてやや水を多く与えた程度ですが
順調に生育して開花に至りました。

これまでの株とそれほど管理を変えていません。
違った点は、過去3回はバーク植えでの購入でした。
今回は購入時にミズゴケ植えであったことが良かったのか、それとも個体差もあるのか…。

生育条件の検証と例会への出品も視野に入れて、株数を増やしてみたいと思います。

ちなみに例会で得た情報によると、アングレカムの仲間はコンポストの汚れに弱く、コンポストが汚れてくると根腐れしやすいとの事。
植え替えは毎年行った方が良いのかもしれません。

2014年12月9日火曜日

新宿御苑蘭展 Cattleya jenmanii 'roza'×self (カトレア ジェンマニー'ローザ'×セルフ)

久しぶりの更新です。
ちょうど新宿御苑の蘭展の期間に咲いてくれた株があったので
新宿御苑の蘭展へ出展いたしました。

蘭友会のブースの中、正面のよく目立つ場所へ飾っていただいてとても感謝です・゚・(ノ∀`;)・゚・

今回、蘭展への出展は初めての経験で、新宿御苑を訪れたのも初めてでした。東京暮らしも6年近くなりましたが、都心のど真ん中にこんな素敵な空間があるとは知らなかったです。

さて、今回出展したのはカトレア ジェンマニー'ローザ'×セルフです。
この株は昨年、蘭友会の例会で1位を頂きました。
今年は輪数も増えてリップの欠けこそなかったものの、時期外れに新芽が2つも伸びてしまい花が小さくなってしまいました。。。
花色もイマイチ乗り切ってないですね(・∀・;)
ホントに蘭栽培は奥が深いです(*´∀`)

またもや課題は沢山残りましたが、蘭展へ出店出来るような株を作れたことに満足としておきましょう^^

なお、今回は搬入のスケジュールが合わず会の方にお願いしてしまいました。
搬入頂いた鈴木様、本当にありがとうございました(*´∀`)

2014年6月19日木曜日

Paph.Wellesleyanum(パフィオペディルム ウェルスレイアナム)Paph.Conco-bellatulum(パフィオペディルム コンコベラチュラム)




Paph.concolor(パフィオペディルム コンカラー)を親としたプライマリー交配2種です。






ウェルスレイアナムはPaph.concolor×Paph.godefroyae

















コンコベラチュラムはPaph.concolor×Paph.bellatulum








先月、サンシャインシティで開催された蘭友会らん展で花付き株を購入しました。

どちらも両親の形質をバランス良く受け継いだ良い花ですね^^

特にコンコベラチュラムは、以前ご紹介したウェシャンエンセと比べると濃色で花形が整った丸型です。
■ウェシャンエンセ
http://orchid-c-v-f.blogspot.jp/2013/12/paphiopedilum-wenshanense.html

どちらも花の大きさはそれほどでもない為、お手頃な価格でしたが
年々良い株が流通する様になっていく事を感じます。

栽培については、ウェシャンエンセと同じく強健。
冬場の最低温度を20度に保つことが出来れば、暑さにも強く育てやすい品種です。

パフィオペディルムの栽培で気を付けたいのは根腐れと軟腐病対策。
経験的にバーク植えの場合、バークにカビが生えると軟腐の発生が増えるように感じます。
蒸らさない事はもちろんですが、我が家では、竹炭、石灰岩、日向土、ヤシガラのミックスコンポストで植えると多少水が多くても良く育つようです。

2014年6月12日木曜日

C.cernua(旧ソフロニチス セルヌア リオデジャネイロ原産)

C.cernua(旧ソフロニチス セルヌア リオデジャネイロ原産)

旧ソフロニチス(現在はカトレア属)は育てにくいという先入観があるのですが、セルヌアだけは例外で比較的作りやすいそうですね^^
日本の猛暑もなんとか過ごせるようです。
今回の株は、2014年4月の蘭友会の例会で販売されたグロワーズコンテストの株です。
購入時に蕾を持っていたらしく、さっそく開花してくれました。
このところセルヌアも改良が進み、丸花のセルフ苗が手ごろな価格で購入できるようになりましたが、今回の株は山採株の為
ホッとするような素朴な美しさのある株ですね(*´∀`)

原種交配は魅力を高める素晴らしい育種ですが、時折こういった自然な造形も趣きがあります♪

リオデジャネイロ原産のこの株は、通常のセルヌアに比べて大型の株で、花数も期待できそうです^^

2014年5月17日土曜日

Chiloschista usneoides(キロスキスタ ウスネオイデス)


Chiloschista usneoides(キロスキスタ ウスネオイデス)

”無葉蘭”葉が無く、短い茎と根のみの不思議なランに花が付きました。
過去にも一度購入したのですが、いつの間にやら枯れてしまい、栽培の難しいイメージがあります。

この株は2月の東京ドームで海外の業者さんから購入しました。
日本初登場、キロスキスタの白花だそうです。
白というより、ちょっとクリーム色っぽいですね…(・∀・;)


栽培は今の所、1日1回たっぷりと霧を吹いてます。
湿度を保つために、コンポストを巻いてやりたいところなのですが
葉が無い為、根で光合成をする必要があるでしょうし、難しいところですね。

この蘭については、興味深い点がいくつかあります。

まず、葉がでます!
え、無葉蘭じゃないの(´д`)?と言いたくなりますが、茎が成長するためなのか
時折、中心から小さな葉が出てきますが、すぐに枯れてしまいます。
そのまま成長して光合成すればいいのに・・
なぜこんな進化をしたのか気になりますね。

根も不思議です。
葉以外の形態が良く似ているファレノプシスと比べると
表面に細かい毛の様な物が生えていますが、光合成をする為に緑色をしている訳でもないですし
水で濡らすと褐色です。
蘭菌と共生しているはずなので、栄養分を菌から吸い上げているとしても
こんな根で光合成できるのだろうかと・・・

どんな場所に自生しているのか、気になるランです。

2014年4月19日土曜日

Paph.thaianum(パフィオペディルム タイアナム)

久しぶりの更新になりました><
仕事がいそがしくて。。と言い訳してみます。

今回の花は、極小パフィオ


Paph.thaianum(パフィオペディルム タイアナム)


リーフスパンは5cm~10cm程度で開花し、ブラキペタラム亜属最少のパフィオペディルムです。

ここ数年は、選抜個体が輸入され花形の整った株が増えて来たようですね。
この株は、2012年にサンシャイン洋ラン展で花付き株を購入しました。

この種は一見、同じくブラキペタラム属のニビウムとよく似ています。
しかし、ポーチの内側に斑点が入る所が見分けのポイント。

栽培については、他のブラキ系に比べてやや腐りやすい様です。


初めて購入した株は、軟腐病で枯らしてしまいましたが、素焼鉢にミズゴケ植えにすると腐りにくくなりました。
水やりしすぎなのでしょうか(・∀・;)

この種に限らず、パフィオで多用されるプラ鉢ミックスコンポスト植えは、苦労してます(´∀`;)

2014年3月15日土曜日

Stereochilus brevirachis(ステレオチルス ブレビラチス)

まったく初めて見る花です。
原産地も育て方も分りません><
1月のサンシャインシティで中国の業者さんから買いました。
見たところ、バンダやショエノルキスに近い仲間の様ですね。
春らしいピンクの可愛い花が1輪だけ咲きましたが
Googleで画像を検索すると、もっとたくさんの輪数を付ける種の様子。
花は5mm程度で、たくさん咲くと極小の胡蝶蘭の様ですね(゚∀゚)今後に期待です。
この株で驚いたのは着生のしかた。
もちろん着生ランで間違いなさそうなので、コルク板に引っ付いていて不思議はないのですが、よく見ると・・・
ボンドで付いてる:(;゙゚'ω゚'):

普通国内の栽培業者なら、根が張るまでミズゴケで巻いてコルクやヘゴ板に結びつけますが、中国の業者の栽培は合理的というかなんというか・・・大胆ですw
しっかりと根付かせたいです・゚・(ノ∀`;)・゚・