2015年11月29日日曜日

Paph. philippinense fma.aureum 'Hamana Angel'(パフィオペディルム フィリピネンセ フォーマ オーレウム ハマナエンジェル)

3年程前にサンシャインの蘭展で須和田農園さんから購入した個体です。
バック吹き苗を購入してから2年程で開花しました。
パフィオとしては花期が短く2週間程度。
手前の環境だと咲きそろったころには先に咲いた花が傷んでしまい、せっかく2花茎咲きがもったいない…。

フィリピネンセ フォーマ オーレウムも他のアルバ系と同じく通常のPaph. philippinenseに比べてかなりコンパクトな株姿です。
通常90cm近いリーフスパンですが、この株は30cmもありません。
これくらいのサイズであれば、多花性の品種も扱いやすいですね。
駄温鉢にミックスコンポストで植えて通常のパフィオの管理を行いました。
生育は旺盛で次々に新芽が出ます。
大株作りを目指してみます^^

2015年11月20日金曜日

Paph.leucochilum fma.album×sib(パフィオペディルム リューコキラム フォーマ アルバ)

Paph.leucochilum fma.album×sib(パフィオペディルム リューコキラム フォーマ アルバ)

3年ほど前にOld Mountainさんより購入した株です。
9月初めに開花しました。
我が家で何度か開花している株ですが、今年は例年と異なった特徴が…。
これまでペタルが外側へ巻いてしまっていたのですが、今年は正常にペタルが展開しました。

↓昨年までの開花例
http://orchid-c-v-f.blogspot.jp/2013/10/paphiopedilum-leucochilum-forma.html
比べると全く違う株の様です。

なぜ、今年に限って咲姿が良いのか気になっていたのですが
以前、例会で気になる話題が…。
花弁が反り返る原因は、花弁の内側と外側を構成する組織の成長速度にあるとの話を耳にしました。
そもそも花弁の外側の組織は内側に比べて堅い組織になっているため、内側の組織に比べて成長速度が遅いとの事。
蕾が開いていくシステムは花弁の内側と外側の成長速度の差であるそうです。

つまり花弁が反り返ってしまう原因は、外側の組織が内側の組織の急激な成長についてこれない場合に発生する様子。

これを防ぐには、花弁の成長速度を緩やかにして、花弁の外側と内側の成長速度を合わせてやると良いとのことでした。

そういえば思い当たる節が…
今年2015年の8月末から9月の初旬は雨がやたらと多く、例年に比べて涼しい日が続き、厳しい残暑がありませんでした。
丁度この花の開花期に重なっていたため、花弁の成長が抑制されていたのでは…。
毎年秋に開花していた時は温室内で咲かせる為、日中は30度を超える日も多かったはず…。
昨年までと花弁の成長速度に違いがあったと考えると納得がいきます。

パフィオに限らず、ゆっくりと花弁を成長させる事で花自体が大きく咲くとのことなので
開花調整の際には留意したいと思います。

2015年11月19日木曜日

Angraecum.urschianum (アングレカム アーシアナム)

Angraecum urschianum (アングレカム アーシアナム)

約1年ぶりです><
少し余裕が出てきたので更新再開したいと思います・゚・(ノ∀`;)・゚・
写真だけは、少しストックがあるのでまずはそこから…

今年1月に咲いた株です。
1年近く経ってしまいました・゚・(ノД`)・゚・
例会の間に咲いた為、出品できず残念・・・。
花命も温室内だと一週間持たない様ですが、その分儚く愛らしい花ですね。

この株は北軽ガーデンさんにて2014年のドームで購入しました。
実はこの株で4回目の購入です。
夏場に弱る事が多く失敗を繰り返して、ようやく開花させることが出来ました。

原産地はマダガスカルの標高1200m地点。
おそらく雲霧林地帯に自生していると思われます。
やはり夏場に弱いのはその為でしょうか…。
栽培は、カトレア等に比べてやや水を多く与えた程度ですが
順調に生育して開花に至りました。

これまでの株とそれほど管理を変えていません。
違った点は、過去3回はバーク植えでの購入でした。
今回は購入時にミズゴケ植えであったことが良かったのか、それとも個体差もあるのか…。

生育条件の検証と例会への出品も視野に入れて、株数を増やしてみたいと思います。

ちなみに例会で得た情報によると、アングレカムの仲間はコンポストの汚れに弱く、コンポストが汚れてくると根腐れしやすいとの事。
植え替えは毎年行った方が良いのかもしれません。