2015年12月17日木曜日

Paph.barbigerum fma.aureum×sib('GreenDeiight'AQ/AOS×'Green WideDorsal'AQ/AOS)パフィオペディラム バービゲラム フォーマ オーレアム


Paph.barbigerum fma.aureum×sib('GreenDeiight'AQ/AOS×'Green WideDorsal'AQ/AOS)

パフィオペディラム バービゲラム フォーマ オーレアム

今年の10月の例会に出品しました。
14年の東京ドームでOrchid Innさんから購入した株です。
購入時、輸入個体なので僅かなミズゴケをアルミホイルで包んだ状態。
とりあえず、延命優先で素焼き鉢にミズゴケで植え込むと順調に生育して開花に至りました。
少々リップが大きすぎる印象ですが、アルバに近い色でドーサルの色もくっきりと出て満足です^^

2015年11月29日日曜日

Paph. philippinense fma.aureum 'Hamana Angel'(パフィオペディルム フィリピネンセ フォーマ オーレウム ハマナエンジェル)

3年程前にサンシャインの蘭展で須和田農園さんから購入した個体です。
バック吹き苗を購入してから2年程で開花しました。
パフィオとしては花期が短く2週間程度。
手前の環境だと咲きそろったころには先に咲いた花が傷んでしまい、せっかく2花茎咲きがもったいない…。

フィリピネンセ フォーマ オーレウムも他のアルバ系と同じく通常のPaph. philippinenseに比べてかなりコンパクトな株姿です。
通常90cm近いリーフスパンですが、この株は30cmもありません。
これくらいのサイズであれば、多花性の品種も扱いやすいですね。
駄温鉢にミックスコンポストで植えて通常のパフィオの管理を行いました。
生育は旺盛で次々に新芽が出ます。
大株作りを目指してみます^^

2015年11月20日金曜日

Paph.leucochilum fma.album×sib(パフィオペディルム リューコキラム フォーマ アルバ)

Paph.leucochilum fma.album×sib(パフィオペディルム リューコキラム フォーマ アルバ)

3年ほど前にOld Mountainさんより購入した株です。
9月初めに開花しました。
我が家で何度か開花している株ですが、今年は例年と異なった特徴が…。
これまでペタルが外側へ巻いてしまっていたのですが、今年は正常にペタルが展開しました。

↓昨年までの開花例
http://orchid-c-v-f.blogspot.jp/2013/10/paphiopedilum-leucochilum-forma.html
比べると全く違う株の様です。

なぜ、今年に限って咲姿が良いのか気になっていたのですが
以前、例会で気になる話題が…。
花弁が反り返る原因は、花弁の内側と外側を構成する組織の成長速度にあるとの話を耳にしました。
そもそも花弁の外側の組織は内側に比べて堅い組織になっているため、内側の組織に比べて成長速度が遅いとの事。
蕾が開いていくシステムは花弁の内側と外側の成長速度の差であるそうです。

つまり花弁が反り返ってしまう原因は、外側の組織が内側の組織の急激な成長についてこれない場合に発生する様子。

これを防ぐには、花弁の成長速度を緩やかにして、花弁の外側と内側の成長速度を合わせてやると良いとのことでした。

そういえば思い当たる節が…
今年2015年の8月末から9月の初旬は雨がやたらと多く、例年に比べて涼しい日が続き、厳しい残暑がありませんでした。
丁度この花の開花期に重なっていたため、花弁の成長が抑制されていたのでは…。
毎年秋に開花していた時は温室内で咲かせる為、日中は30度を超える日も多かったはず…。
昨年までと花弁の成長速度に違いがあったと考えると納得がいきます。

パフィオに限らず、ゆっくりと花弁を成長させる事で花自体が大きく咲くとのことなので
開花調整の際には留意したいと思います。

2015年11月19日木曜日

Angraecum.urschianum (アングレカム アーシアナム)

Angraecum urschianum (アングレカム アーシアナム)

約1年ぶりです><
少し余裕が出てきたので更新再開したいと思います・゚・(ノ∀`;)・゚・
写真だけは、少しストックがあるのでまずはそこから…

今年1月に咲いた株です。
1年近く経ってしまいました・゚・(ノД`)・゚・
例会の間に咲いた為、出品できず残念・・・。
花命も温室内だと一週間持たない様ですが、その分儚く愛らしい花ですね。

この株は北軽ガーデンさんにて2014年のドームで購入しました。
実はこの株で4回目の購入です。
夏場に弱る事が多く失敗を繰り返して、ようやく開花させることが出来ました。

原産地はマダガスカルの標高1200m地点。
おそらく雲霧林地帯に自生していると思われます。
やはり夏場に弱いのはその為でしょうか…。
栽培は、カトレア等に比べてやや水を多く与えた程度ですが
順調に生育して開花に至りました。

これまでの株とそれほど管理を変えていません。
違った点は、過去3回はバーク植えでの購入でした。
今回は購入時にミズゴケ植えであったことが良かったのか、それとも個体差もあるのか…。

生育条件の検証と例会への出品も視野に入れて、株数を増やしてみたいと思います。

ちなみに例会で得た情報によると、アングレカムの仲間はコンポストの汚れに弱く、コンポストが汚れてくると根腐れしやすいとの事。
植え替えは毎年行った方が良いのかもしれません。

2014年12月9日火曜日

新宿御苑蘭展 Cattleya jenmanii 'roza'×self (カトレア ジェンマニー'ローザ'×セルフ)

久しぶりの更新です。
ちょうど新宿御苑の蘭展の期間に咲いてくれた株があったので
新宿御苑の蘭展へ出展いたしました。

蘭友会のブースの中、正面のよく目立つ場所へ飾っていただいてとても感謝です・゚・(ノ∀`;)・゚・

今回、蘭展への出展は初めての経験で、新宿御苑を訪れたのも初めてでした。東京暮らしも6年近くなりましたが、都心のど真ん中にこんな素敵な空間があるとは知らなかったです。

さて、今回出展したのはカトレア ジェンマニー'ローザ'×セルフです。
この株は昨年、蘭友会の例会で1位を頂きました。
今年は輪数も増えてリップの欠けこそなかったものの、時期外れに新芽が2つも伸びてしまい花が小さくなってしまいました。。。
花色もイマイチ乗り切ってないですね(・∀・;)
ホントに蘭栽培は奥が深いです(*´∀`)

またもや課題は沢山残りましたが、蘭展へ出店出来るような株を作れたことに満足としておきましょう^^

なお、今回は搬入のスケジュールが合わず会の方にお願いしてしまいました。
搬入頂いた鈴木様、本当にありがとうございました(*´∀`)

2014年6月19日木曜日

Paph.Wellesleyanum(パフィオペディルム ウェルスレイアナム)Paph.Conco-bellatulum(パフィオペディルム コンコベラチュラム)




Paph.concolor(パフィオペディルム コンカラー)を親としたプライマリー交配2種です。






ウェルスレイアナムはPaph.concolor×Paph.godefroyae

















コンコベラチュラムはPaph.concolor×Paph.bellatulum








先月、サンシャインシティで開催された蘭友会らん展で花付き株を購入しました。

どちらも両親の形質をバランス良く受け継いだ良い花ですね^^

特にコンコベラチュラムは、以前ご紹介したウェシャンエンセと比べると濃色で花形が整った丸型です。
■ウェシャンエンセ
http://orchid-c-v-f.blogspot.jp/2013/12/paphiopedilum-wenshanense.html

どちらも花の大きさはそれほどでもない為、お手頃な価格でしたが
年々良い株が流通する様になっていく事を感じます。

栽培については、ウェシャンエンセと同じく強健。
冬場の最低温度を20度に保つことが出来れば、暑さにも強く育てやすい品種です。

パフィオペディルムの栽培で気を付けたいのは根腐れと軟腐病対策。
経験的にバーク植えの場合、バークにカビが生えると軟腐の発生が増えるように感じます。
蒸らさない事はもちろんですが、我が家では、竹炭、石灰岩、日向土、ヤシガラのミックスコンポストで植えると多少水が多くても良く育つようです。

2014年6月12日木曜日

C.cernua(旧ソフロニチス セルヌア リオデジャネイロ原産)

C.cernua(旧ソフロニチス セルヌア リオデジャネイロ原産)

旧ソフロニチス(現在はカトレア属)は育てにくいという先入観があるのですが、セルヌアだけは例外で比較的作りやすいそうですね^^
日本の猛暑もなんとか過ごせるようです。
今回の株は、2014年4月の蘭友会の例会で販売されたグロワーズコンテストの株です。
購入時に蕾を持っていたらしく、さっそく開花してくれました。
このところセルヌアも改良が進み、丸花のセルフ苗が手ごろな価格で購入できるようになりましたが、今回の株は山採株の為
ホッとするような素朴な美しさのある株ですね(*´∀`)

原種交配は魅力を高める素晴らしい育種ですが、時折こういった自然な造形も趣きがあります♪

リオデジャネイロ原産のこの株は、通常のセルヌアに比べて大型の株で、花数も期待できそうです^^